駆け出しエンジニアにクラウドソーシングをオススメしない3つの理由【フリーランスとして市場価値を高めるために】

悩める初心者

こんにちは、アキです。
元ITエンジニアで、現在30代前半で年収約2000万円稼いでいます。

フリーランスエンジニアを目指して一生懸命勉強したのに思うように稼ぐことが出来ず、心が折れかけていませんか?

「自分の好きな時間に好きなだけ働いて、会社員よりもたくさんのお金を稼ぎたい!!」
そんなあなたの願いに刺さるように、大物ビジネス系YouTuberやブロガー達は挙ってプログラミングやライティングや動画編集の副業を推奨してきていると思いませんか?
彼ら曰く「スキルさえ身につければ未経験でもランサーズやクラウドワークスやココナラで簡単に仕事を見つけて月数十万円は余裕、100万円近くも夢ではない」らしいです。
しかし、実際にこれらクラウドソーシングサービスでお仕事を探した経験がある方ならお分かりになるかと思いますが、少なくとも2022年時点ではこの方法で稼ぐことは困難です。
 
この記事では、
会社勤めをせずに会社員以上のお金をいずれ稼げるようになりたいと願っている「駆け出しのフリーランスエンジニア」に向けて嘘や甘い言葉を抜きにして現実的に稼げるようになるための道筋を示していきます。

次に該当する方は対象としておりません
・既に優秀なエンジニアである方
・成長意欲のない方
・最低限の生活費以上を稼ぐことに興味の無い方

クラウドソーシングをオススメしない3つの理由

1: 優れたナレッジが蓄積せず、大きく成長できない

もし私が「フリーランスエンジニアの強みを一つ挙げろ」と言われたら、

「様々な企業のナレッジの収集・蓄積」を挙げます。

大手企業・優良企業であれば、過去の膨大な開発実績(成功も失敗も含め)から得られた知見を集約し、ナレッジとして体系化しています。
ナレッジの内容は、例えば開発フレームワークや規約、マネジメント手法、コンサルティングなど多岐に渡ります。


こうしたナレッジを活用しながら開発プロジェクトを成功に導いています。
もし大手企業が主幹(元請けである)のプロジェクトに潜り込むことが出来れば、仕事の過程で彼らのナレッジを実際に目にして触れることになります。


つまり彼らの優れたナレッジをあなたの知識として吸収出来るといつことです。
こうした取り組みを幾度か繰り返した時、あなたの手元には様々な企業の優れたナレッジが残ります。
これら知識を統合・整理しあなた独自のナレッジとすることが出来たなら、一流企業の社員以上に希少で市場価値の高い存在になり得えます。そうなれば、様々なプロジェクトが高い報酬を提示してでもあなたを迎え入れたいと考えるでしょう。


話は少し脱線しますが、あなた独自のナレッジをドキュメント化し、他人に伝承出来るようになれば、あなた自身が働かずとも大金を稼ぐ仕組みを作ることだって可能です。


以上の通り、あなたが優秀なフリーランスエンジニアと成長するためにまず第一にオススメしたいことは「大手企業が主幹の開発プロジェクトに参画し、ナレッジを吸収する」です。

さらに言いますと、開発・試験工程といった下流工程の案件ばかりではなく大手SIやコンサル会社が主幹の上流案件にも携わることもオススメします。
もしあなたが優秀なプログラマーになりたいと考えているのであれば「そんなスキル必要ないじゃん」と思うかもしれません。しかし、上流工程のスキルや視点は、ユーザーを満足させるようなモノを開発するうえで欠かすことの出来ないものであるため、一度は経験すべきだと私は思います。
また、特に日本においてはプログラマーよりも上流工程やマネジメントのスキルをもった人材の方が収入が高い傾向にあります。もしあなたの中でどのようなITエンジニアになりたいのか定まっていないのであれば、積極的に上流案件に携わっていくべきでしょう。(かつて私も国内最大手のSI企業に勤めていましたがプログラミングが全く出来ない社員は沢山いました。それでも現場のプログラマーよりも圧倒的に高い収入を得ていました。)
 
勘の良い方なら既にお分かりと思いますが、なぜクラウドソーシングでのお仕事を推奨していないのか?それはランサーズやクラウドワークスで出品されている案件は、設計書を元にしたコーディングのみ案件や一部下流工程しか携われないもの、もしくは個人または数人で請け負うようレベルの小規模案件が大半だからです。
個人レベル完結するような小規模な開発では上述したような大手企業のナレッジを得ることは叶いません。
特に、難易度・希少性の高い上流工程のスキルは机上の勉強だけでは身に付きにくいため、こうした案件をいくらこなしても身に着くものではありません。
こうしたことから、もしあなたがフリーランスエンジニアとして最短で市場価値を高め、いち早く高収入を得たいと考えるならクラウドソーシングサービスでの開発を続けるのは得策ではないと言えます。

余談:さんざんクラウドソーシングサービスを悪く言いましたが、必ずしも否定するものではありません。例えばランサーズではエージェント系の案件も存在するため、探せば私が推奨しているような条件を満たす案件が見つかるかもしれません。ポイントは目の前のお金に飛びつくのではなく、長期的な目線で得られる経験・スキル・ナレッジを大事にすべきということです。

2: 未経験歓迎でもライバルは超ベテラン

下の図は「ランサーズの未経験歓迎のコーディング案件」です。
この案件は未経験歓迎だけあって希望単価は「20,000円~」と低めです。(コーディングだけでなく出品者との調整などトータルの稼働時間で考えると、時給換算でコンビニのアルバイトに毛が生えた程度になる可能性もあります。)
それにも関わらず応募者は「40人以上」と大勢のライバルがいます。
さらにこの応募者が厄介です。

図1:ランサーズ案件例

図1:ランサーズ案件例

未経験者だけかと思いきや、下図2のような優秀な経歴・ポートフォリオ・豊富な受注実績を持つ超ベテランがライバルとして存在します。

図2:競合ランサー例

図2:競合ランサー例

言うまでもないことですが、この人達に競り勝つことは容易ではありません。
もし自分が発注者の立場なら、仮に未経験者が無料で応募してきたとしても、納期や品質を考えればある程度お金を出してでもベテランに依頼すると思います。

また、視点を変えてみると、これだけ経験豊富なエンジニアであっても低単価の案件に応募しなければならないほどクラウドソーシングサービスで稼ぐのは難しいと見れます。
恐らくクラウドソーシングサービスの黎明期であればビジネスの歪みで高単価の案件を容易に受注出来ていたかもしれません。
そういった意味ではビジネス系の大物ブロガーやYoutuberの言うことは嘘ではないとも言えます。
しかしビジネスは生き物ですのでいつまでも同じやり方が通用するとは限りません。
そして、副業人口もさらに増えていくことも容易に想像できるため、クラウドソーシングサービスで稼ぐことはますます厳しくなっていくと思います。

※余談:会社を定年退職したご高齢のエンジニアが老後の楽しみとして超低価格で応募しているようなケースもあったと知人から聞いています。
「自宅で時間を気にせず働ける」という性質上、今後このような強力なライバルも増えていくかもしれません。

3: コスパが悪くリスクも高い

上図1と下図3を比べてみると実はコストパフォーマンスが悪いことが分かります。
まず図1はランサーズの「企業ホームページ作成」案件で、希望単価は「20,000円~」です。
次に図3はレバテックのフロントエンド開発の類似案件で「月額750,000円」です。
実はこの二つの案件で求められるスキルレベルで同じくらいであり、かつ、どちらもリモートワーク可の案件です。
にも関わらず、ランサーズで同じくらい稼ごうと思ったらひと月で30件以上もの案件をこなす必要があります。


開発や顧客調整などのトータルの稼働時間で概算見積をしてみれば分かりますが、ランサーズでレバテックの案件のコスパを超えるのはまず不可能です。
開発はプログラミングの勉強と違って、顧客に納品する場合が作ったら終わりではありません。
レビュー・修正や場合によってはドキュメント作成などで、結局は見積りを大幅に超えるはざらにあります。
さらに、上述した通り昨今ではライバルも多すぎてクラウドソーシングサービスで案件を受注すること自体容易ではありません。

コスパが悪いだけでなく、リスクもあります。
クラウドソーシングサービスではクライアントが納得するモノを納品して報酬が貰えるわけですが、裏を返せば失敗すれば働いても報酬を頂けません。
失敗してお金がもらえないだけなら良いですが、クライアントの貴重な時間や労力を無駄にすることになります。
誰かに損をさせることほど働いていて辛いことはないですよね。
そういった意味でもプロジェクトの一員として開発に携わり、優秀なメンターやマネージャーの助力を得ながら仕事を成功させ、さらには確実に報酬を頂いた方が良いですよね。
またクラウドソーシングサービスではクライアントの質が悪い場合もあり、成果物に難癖をつけて支払いを拒否したり減額をするようなケースもあるようです。

図3:レバテック案件例

図3:レバテック案件例

フリーランス紹介型で大型プロジェクト探すべし。そのメリット・デメリット

ここまで述べてきましたとおり、クラウドソーシングサービスでは案件の性質上「エンジニアとしての成長、競合の強さ、コストパフォーマンスやリスク」の観点から特に駆け出しのフリーランスエンジニアにはオススメしていません。
筆者としては次の条件を満たす案件を探すことをオススメしております。

  • 大手/優良企業(コンサルファーム含む)が主幹のプロジェクトで、優れたナレッジを収集・蓄積し得る
  • 出来れば自社開発型、SI・コンサルなら上流工程から携われるorアジャイル型の案件で、ユーザー目線での開発スキル・視点を身につけ得る
  • 金融系などブラック開発案件は避ける。稼働を逼迫させず日々の振り返りや勉強の時間を取り得る

※bの条件を満たす案件は求めるスキルレベルも高い傾向にあるため、ある程度経験を積んでから挑戦するのが良いと思います。

などの人材派遣・マッチング型をオススメします。特にレバテックでは担当者との個別面談もあるため、企業やプロジェクトの内情を知った上であなたに合った案件を紹介してくれるはず。案件選びに失敗するリスクが少ないのもこうしたサービスのメリットと言えます。
とは言え、この仕事の探し方に関してデメリットや不安や不満もあるかと存じます。
最後にこの点について触れていきます。

»参考:レバテックで仕事を探す


Q : 会社員と働き方が変わらないのではないか?

A : 案件によってはそうなる可能性もあります。
例えばブラックと名高い金融系の大型案件などは、完全常駐型で年単位で毎日のようにこき使われることもあり得ます。
ただこれに関しては解決は簡単です。案件の内容を精査し避けるだけです。もしSESでエンジニアを送りこむだけの会社に勤めてしまうと強制的にブラック案件にぶっこまれることもあり得ますが、フリーランスならただ選ばなければ良いだけです。
そして、実際に案件を探してみるこうしたブラック案件ばかりではなく上図3のようなリモートワークの案件や、週2,3回勤務の案件などもあります。
このように、会社員のような「平日は毎日最低決まった時間勤務」とは違った自分に合った働き方も十分選べます。

※ここで注意なのが、成長意欲の高い方だと「厳しい環境で修行を積んで大きく成長したい」と願うかもしれませんが、それはオススメしません
経験も大事ですが、日々の振り返りや勉強も大事です。そしてあなたの健康もです。キチンと日々の振り返りをし、あなた独自のナレッジを作り上げていくためにも、ある程度稼働に余裕を持ちながら働けるような案件を探すべきです。
かつて私も某メガバンクの案件に携わったことがありますが、労働時間が過酷なあまり正常な判断が出来なくなり心か身体を壊して去っていく人を沢山見てきました。
とは言え、良案件かと思って参画したらブラックだったなんてこともあり得ます。そこでブラック求人の見分け方について別記事で紹介します。


Q : 優良案件は競合が多く、初心者は採用されないのではないか?

A : もちろん可能性はあります。
しかしながら、SESやコンサル系の案件であればビジネスモデルの特性上採用される可能性は十分有り得ます。
なぜならこうしたビジネスは、客先に人を送り込めば送り込むほど収益が増すからです。(反対に自社開発型はこうしたビジネスモデルとは異なるため豊富な経験や高いスキルレベルを求められる傾向にあるため駆け出しの内は厳しいと思います。)
SESと聞くと反射的に拒否反応を示されるかもしれませんが、危険なのはSESとしてブラック案件に人を派遣するような企業に勤めることであって、フリーランスとして良案件を選べば危険なものではありません。
実際に仕事を探してみると結構良案件が見つかったりします。
まずはお試しに求人を眺めてみるのも良いかと思います。

»参考:レバテックで仕事を探す

※経験が浅くとも採用の面接を上手くこなせるようになれば良案件も十分に狙っていけます。
私自身、新卒や転職などで面接を幾度か経験していますが、殆ど落ちたことがありません。
そんな私が大事にしているのは「優秀さを示すのではなく、相手に自分を好きになってもらう」です。
面接ノウハウの詳細については別記事で紹介します。


Q : コミュニケーションが苦手だからプロジェクトに入るのは嫌

A : プロジェクトに限らずエンジニアとして働く以上人とのコミュニケーションは避けるのは難しいです。
不安を煽るようですが、PM(プロジェクトマネジメント)系の方々はかなり厳しい詰め方をしてくる傾向にあるため、正しい付き合い方を知らないと毎日ボコボコにされて心が折れてしまう可能性があります。
彼らと上手く付き合うためには彼らの仕事(PM)について学んでおくことが一番確実です。
とは言え、そこまで労力をかけられないのであれば最低限「報告・連絡・相談&気を利かせる」をまともに出来るようになっておくべきです。
「そんなこと分かってるし、普通に出来る」とお思いかもしれませんが、自分のやり方が世間一般の常識とズレてることも十分にあります。
私自身マネージャーとして多くの方と仕事をしてきましたが、まともに報連相が出来てない人、気を利かせて仕事ができない人をかなりの数見てきました。
別記事でこうしたビジネス基本動作やプロジェクトマネジメントついて紹介しますので、今一度確認してみることをオススメします。

まずは良質な案件を探してみましょう

「エンジニアとしての成長、競合の強さ、コストパフォーマンスやリスク」の観点から
特に駆け出しのフリーランスエンジニアにはクラウドソーシングサービスの活用をオススメしていません。
それよりも、良質なプロジェクトに参画し主幹企業の優れたナレッジを収集・蓄積しながら自身の市場価値を高めつつ、段階的に高報酬の案件を目指していくことをオススメします。
まずは一歩踏み出し、以下の求人サイトなどで案件を眺めてみるだけでも十分価値はあるはずです。

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